少し前のことになりますが、出町座で観てきました。今でも時々思い出しては気分が明るくなるし、本当に観て良かったと心から思える作品。
この映画はとにかく日常。どこまでも日常。でもそこに一人一人のドラマがあって、恋があって。それが嫌味なく違和感なく、すっと心に染み込むような面白さでした。最近、ドラマでもなんでも”アドリブの面白さ”が注目されることが多いように思いますが（確かに面白いけど）、この「街の上で」の長回しや道端での会話劇は全て脚本に基づく予定調和。それでいて「こんな会話普段しないよ！」と思わせない自然さと、ウィットに富んだテンポの良さ。すごい作品だなと思いました。
ぜひ多くの人に観て欲しい。本当に！もう一回観たい。
