結構楽しみにしていた映画をわざわざDVDレンタルして見たよ。（ゲオの新作でも100円クーポンがあったから）
ダークファンタジーだ、という触れ込みもあったので、とても期待をして見ていたけど、ちょっとおもてたんと違う感がどうしても否めなかった。出来るだけ前知識なく楽しみたいという思いから壮大なアクションのダークファンタジーを勝手に期待していた私が悪いんですけども…。主人公がここまでヘタレだと思わなかった。
なんかの寓話なのか、象徴的かつ抽象的かつ牧歌的ダークファンタジー。挿入される歌も音楽もケルティックかつパストラーレ。「一体なんの話なのか？俺は何かを見落としてるのか？」と不安になるくらいなんの話かわからないまま90%の尺が終わる。それでも見てられるのは映像の美しさと雰囲気の良さ。けど、最後の10分でなんかものすごく引き込まれてちょっと感動すら覚える展開に。周りくどい焦らしが長すぎてファンタジー耐性が低い人はおそらく90分くらいで脱落していくであろう映画だか、主人公と同じく、最後の最後まで粘り強く鑑賞できたらそれなりのカタルシスが訪れるという、摩訶不思議な作りの映画でした。点数つけにくすぎる。
