このレビューはネタバレを含みます
とにかく映像が綺麗。
小津の影響を受けたという監督だけあって、真正面からのショットも多い。
家族って、人種って。
限りなく人間近いロボットが1日のうち数秒記録した映像をたどりながら、家族とは?愛とは?を考える作品。
クローンの娘も出てきたり、今は倫理的に?実現されていないが、そのうち来るかもしれない未来がある。
ロボットもクローンも、家族であり、そのことを冒頭のダンスバトルが示してくれる。
母親は仕事人間っぽく、父親は茶葉にひたすらこだわり、ロボットの再起動ために力をつくす。
スマホやパソコンの修理の時のように、リセットされるとか、検査代だけでバカ違い請求など、少し批判めいた点は少しユーモアがある。
全体的に哀愁が漂い、色のトーンも暗いため、しんみりしたい人向け。