文字で予告だけ見て、エンタメ的なSFかと思って観に来たので、「実はお母さんもアンドロイドなんでしょ」「やっぱなんか後ろ暗いことしてたんでしょ」という展開をはじめ予期してしまっており、ヤンのメモリ再生を見てそのあまりの純粋さ、美しさに胸打たれてしまった。
人間よりもアンドロイドのほうが佳く生きていましたねというよくある教訓として捉えることもできるんだけど、音楽、風景がとてもきれいで、死んでいなくなってしまうことや毎日を精一杯生きることについて強く語りかけてくる感覚があった。個人的にはそれがとても良かった。