まず一言目に出るのは本当に名作だと思いました。
SFと表すよりも、30年後のヒューマンドラマというような印象を持ちました。
人種、間柄、生物、人工物、年齢、AI、クローン、時間、SF。
挙げればキリの無い多様さ、多色さをこうも綺麗に一つの世界へと変化させられるのかと驚きでした。
登場人物それぞれの視点や言動がとても良く表現されていて、その点にも感動しました。
AI、つまりプログラミングであるはずのヤンの言動にAIだからこそ産まれるのか、それともAIの視点を考えた人間だから考えつくセリフなのか。
スケールの大きな内容が地に足をつけ、ゆっくりと歩み寄ってきた様な映画だった。
観る予定の無かった映画だったが、とても良い出会いだと思いました。