美しい映画だった。
SFだけど無機質じゃなくて温かみがあって、ささやかな幸せを噛みしめる映画だった。
テクノであるヤンが一日に数秒残せる記憶としてエイダの記憶やミカや家族、生活の一部を残していたことが尊い。
ヤンが家族との会話で
「あなたはどう思う?」みたいな感情について聞かれたとき
「そうプログラムされてるのでわかりません」みたいな、
いかにもAIな思考なだけど、
恋はするんだな〜という矛盾は感じた。
けどロマンチックなので全然良い。
邪悪な感情を持つより良い。
ヤンは初恋の人を忘れずにいて、クローンだけどまた再会できて、ついついコーヒーショップに通っちゃうくらい嬉しかったんだよね。
アンドロイドなのにヤンだけの特別なバグかな?良いですね。
他には、ヤンとミカの思い出の映像を見ててお父さんはヤンほど養子である娘との時間や関係を作れてたかな?
映像も、普段の生活はカメラ固定で動きはないけけど
ヤンの話やメモリを見るときだけカメラに動きがあって、そんな演出も良かったな〜〜〜〜〜。
文化テクノって素晴らしいね。
人が関わっているからストーリーがあって。子守りAIていう役割だけじゃ勿体ない気もする。