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アフター・ヤンの文o文文のネタバレレビュー・内容・結末

アフター・ヤン(2021年製作の映画)
4.7

このレビューはネタバレを含みます

人種などは自分たちよりもフラットな世界観を感じたが、テクノ(AI)とクローンとの関係はそうでもなさそうだ



さかのぼると
映画が始まって20分ほどだったか
テクノという存在が身近にない自分たちの生活
テクノが例えばウサギならと想定し、これは要するにペットだなと解釈
そう解釈させたのはジェイク達が「次はもうAIはやめよう3人のみで暮らそう」とし
ミカは兎に角ヤンが戻ってきて欲しい
それぞれの愛の距離と家庭内のポジション
親はヤンに役割ととらえてたか
子供のミカは家族とか兄とかの考えは後から与えられたもので、ヤンの存在そのまま受けとっていた



メモリーを巡ってくジェイク
このヤンが最も無償の愛を与えていたように思う


あり得ない事の上で過程する
メモリーはヤンのものなのだが
仮にジェイクの記憶として、グラサン越しでなく瞼を閉じ、振り返っいたらそれはシンプルに想い出であり
死を受け止め噛み締める普通の光景

妄想ばっかでレビューとは言えがたい内容で申し訳ないが
もしテクノもクローンもいない現代
動かなくなったペットの記憶を覗きみて、与えてくれたものをペットの眼球、目線で眺められる夢に出会えたら
ジェイクと同じ気持ちだったろう



仮定するという人間の頭の遊び
SFの物語へ、愛を溶かしこんだ良い映像時間だった

この映画みる切っ掛けは坂本龍一なのだが
ピアノ聴いて思い出した映画
トニー滝谷を少し確かめたくなった
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