いーだけん

355のいーだけんのネタバレレビュー・内容・結末

355(2022年製作の映画)
3.2

このレビューはネタバレを含みます

主要人物が女性だけのアクションシーンの見やすいスパイ映画という印象です。

大切な人を守るとは、使命に生きるとは、というお話だったのかな。
元彼ときちんと決別できて良かった笑

主人公たちの大切な人、親しい人を殺していくシーンでは立場のある人と一般人の差などが描かれてて良かったです。
彼氏を撃つのが大義を背負った仲間じゃなくて家族を守りたい一般人なのも個人的には好きでした。

作品の中身の話ではないですが、撮影のスタンス(子育て支援や人種、性別についての平等)などが新しいもの、と聞きき、
また、メインキャストが女性だけというのも、新しいあり方の提唱なのかなぁと感じました。
深読みかもしれませんが、撮影方法から見られるそれまでの男性的で保守的な業界への問題提起というのと、
「大きな権威的な組織は黒いこともしてるんだよ。これからは女性が風穴開けていくよ。」という物語ラストのシーンを重ねていたら面白いなぁ、と考えました。

ファン・ビンビンのミステリアスな雰囲気が良かったです!アジア人としてアジア人の役をやっていたなぁ、と思いました。
ペネロペ・クルズの巻き込まれた一般人(正確には一般人ではないのですが)の悲壮感の演技も良かったです!
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