波野なみ松

355の波野なみ松のレビュー・感想・評価

355(2022年製作の映画)
2.5
強い女性が戦うのは大好き。でも、訓練された女性とはいえ、屈強な男性と戦った場合、本当に勝てるのかな?といつも思う。
私も強い女性になりたくて、昔ちょこっとだけ合気柔術の道場に通ったけど、悲しいかな、やっぱり筋肉がついた男性が一番強かった。しかも若くて大きい白人がね。
女性の強さを見せるなら、銃の使い方が上手いとかスキルがあるとか身体がめっちゃ柔らかいとか、何か勝てると納得できる見せ方をしてほしいと思う。その点ファン・ビンビンの棒術はよかった。
あと、CIAのオフィス、出張所とはいえセキュリティ甘すぎないか、とか、ちょこちょこ気になるところが点在。
最後、中国の警察から皆さんどうやって解放されたのかなぁ。偏見かもしれないけど、一番信頼できない組織が中国の警察のように思うけれども。
個人的に一番気になったのがそれで、香港や台湾ならまだしも、ラストが中国ということ。
西側諸国のスパイ合戦にアジア代表として出てくるのが、今や中国なんだなぁ…。西側というより、先進国ということなのかしら。
中国の存在感、国際勢力図がこんなところからうかがえる。日本の時代は終わったんだよね。
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