個人的に大好きなジャンル「お仕事映画」として観た。ローマ教皇や枢機卿といった職業の方々が何を考えていて、どういう職場で働いていて（ロケ撮影が素晴らしい！）、何がイシューで、どういったルールや伝統や葛藤があって、社会からどのように思われているのか。思いを巡らしたことすら無かったのでその全てが興味深かった。アクションもない会話劇だが、シティ・オブ・ゴッドの監督フェルナンド・メイレレスはカットを短くつなげ、スリリングに演出している。
あと、ホルヘが婚約者と別れて修道者になるシーン。要するに神か女かの選択で神を選ぶシーンで、脇で見ていた妻から「あなたこういう仕事向いてるよね」と言われたのが、映画とは関係ないがやや引っかかっている...。
