久々に上質な作品を見たって感じ。
退任したい枢機卿と、その退任を拒み自分が退任して教皇を引き継がせたい教皇という2人の人間の対話劇。
司祭による子供に対する性的虐待とかで教会の権威が落ちまっくてる中でその対処法でも全く意見が違ってぶつかる2人なんだけど、コメディ調で展開される会話劇なので内容もある程度理解しやすいし、難しいテーマのはずなのにそんな風に感じない、感じさせない不思議さがある。
後半それぞれの過去を告白し赦しを得るシーンはちょっと重たい。全体としては締まるので非常にいいバランスの作品だなと。
そして主役2人の役者が名演すぎる。