ショウコ

BURN バーンのショウコのレビュー・感想・評価

BURN バーン(2019年製作の映画)
3.1
ガソリンスタンドに強盗に入ったら店員がミザリー系サイコメンヘラ女で上手くいかねぇ…!ってワンシチュ物

いいですねこの冴えない女っぷり、素晴らしいキャラクターです💮「清掃中」の看板をワザと出さずに男子トイレで待機→入ってくる男性に色目を使ってもひたすら空振りでショボーン。イケメン巡回ポリスにモーションをかけても手応えは無く店の隅からスマホで盗撮。そして客にモテまくる同僚のギャル店員には理不尽にイジメられる…誰か希望の無い日常から私を連れ出して!

そこへ入ってきた強盗に望みを賭けて協力してみるんだけど、ギャル店員の方をレイプしようとする強盗に遂にキレる。私はいつまで処女でいたらいいの!?



…と、面白くなる要素しか無いのですが何故か盛り上がらない。『予測不能!』って謳い文句の通り、畳みかけるカオス展開にワクワクしたし心の中じゃ(うおぉ面白い!面白い…ハズ…)って拍手の準備してるんだけど準備のまま終わってしまいました。ブラックコメディにもアクションにも振り切れず不完全燃焼…BURNなのにね😪

やっぱりテンポが致命的か。狭い店内なのにノロノロ歩く時間がやけに多く、説明的な会話はスピード感を削ぐだけで水増し感すら覚えてしまう。オチも弱くて、こうすればもっと面白くなるのに…!とひたすら歯痒かったです

でも根っこのサービス精神と伸びシロはビシビシ伝わってきました。次に期待!



女優さんは凄く良かったです。綺麗な人なんだろうけど、安定しない表情と身のこなしが絶妙にダメダメでしっかり危うい女になってました。デコシワとか眉の動きはアンジェラ・ベティスを彷彿とさせる。チェック✅
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