てれ

ガネーシャ マスター・オブ・ジャングルのてれのレビュー・感想・評価

3.9
象牙の売買のため象を殺す不届き者たちとイケメン獣医がインド武術で戦うという、話は単純なのに要素が濃くて面白い。
インド発祥の武術カラリパヤットゥをベースに戦う主人公のヴィドゥユト・ジャームワールさんの嫌味のないアクションがとても良い。そして何よりも顔と体つきが異次元の超色男だよ!
なんていうか、今まで観たインド映画のアクションってカッコいいんだけどたまに鼻につくこともあった。ヴィドゥユトさんはそんなこと全くなくて、洗練された無駄のない動きが美しい。

観た後は動物に敬意をはらおうと思える。象牙に限らず毛皮もそうだが、動物の身体の一部を使うために元気でまだまだ生きられる彼らをわざわざ殺すのはダメだよね。

象密猟ハンターのおっさんがどっかで見たことあると思ったらアトゥル・クルカルニ氏だーこの人悪役似合うな。ナセールッディーン・シャーとかマノージ・バージパーイー的な立ち位置だよね。

しかし、名作「マスク」の監督が何でインド映画を手掛けることになったのかものすごい気になる!
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