オルジャスの白い馬のCatincaのレビュー・感想・評価

カザフスタンの広大な草原を舞台に繰り広げられる親子の物語。父親を亡くした少年オルジャスと、突如現れた謎の男、カイラートとの束の間の心の交流を描く。

ラストで窃盗団と鉢合わせた時の森山未來の演技に思わず「待ってました！」の心の声。彼は悪役も上手いけど、こういう正義感溢れる演技もあの独特の涼しいポーカーフェイスで魅せてくれる。

ストーリーはやや単調に思えるが、映画全体を通して描写が美しく、どのシーンを切り取っても絵になるようだった。