羊が1匹

オルジャスの白い馬の羊が1匹のネタバレレビュー・内容・結末

オルジャスの白い馬(2019年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

・カイラート役の森山未來がすごかった!カザフ語しゃべってたし雰囲気ある…!最後の乗馬×銃のシーンすごいかっこよかった。90年代のカザフスタンが舞台らしいけど、『乙嫁語り』みたいな舞台で馬に乗って弓を射ってほしいと思った。
・でも森山未來はラスト30分くらいしか出てこなかった。てか予告編だけでストーリーほとんど語っちゃってない?
・カザフスタンの風景がすごく良かった。どこまでも続く草原…映画館の画面で見れてよかった。
・オルジャス(息子)とカイラート似てた。
・アイグリ(母)が疫病神!って言われてたのはなんで?父が死んだのは母のせいじゃなくない?オルジャスは父の息子じゃなくカイラートの息子みたいだから、未婚で妊娠して村で孤立でもしてたのかな…そのへんの部分は見る人の想像に任せるタイプの映画だったね。
・昔の話(90年代)だし宗教的背景もあるから仕方ないんだけど、お葬式のシーンで男たちだけが式に参加して、女たちははしっこにいて、埋葬も男たちだけ、妻(アイグリ)ですら部外者扱い…という描写に悲しくなった。
・あとロシア人の女の子が水着で水遊びしてるのを覗きに行くシーンとか、壁に裸の女性の絵を描いてトマトぶつけるやつとかね。時代設定が昔だし、子どもって残酷だから子どもであればあるほど女性を物として扱う傾向があるからああいうことも(ダメなことであっても)実際にあるんだろうけど、わざわざああいうシーンを入れるのはどういう意図があるんだろう…とは思った。
羊が1匹

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