YasuhitoArai

血の婚礼のYasuhitoAraiのレビュー・感想・評価

血の婚礼(1973年製作の映画)
3.5
クロード・シャブロル監督作品。
ステファーヌ・オードラン演じるリュシエンヌは、市長であるポールを夫に持ちながら、ミシェル・ピコリ演じる助役のピエールと不倫関係にあり・・・という話。

不倫関係からのサスペンス。ブルジョワの人々が登場人物であり、それへの批判があるが、ブニュエルほど誇張された感じではない。二人の不倫関係を写したパートの割合が多かった。室内を舞台に会話が中心となった作品。後半のサスペンスパートのはらはらさせる感じは弱め。

お互いに対する求め方が激しくて笑える。ミシェル・ピコリが安定して変態的な役で嬉しい。
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