菩薩

血の婚礼の菩薩のレビュー・感想・評価

血の婚礼(1973年製作の映画)
3.6
いい歳こいて寝ても覚めてもSEXのことしか考えていない似非ブルジョワの野望を、純粋に「母の幸福」を祈る娘の「正しい行い」が打ち砕いていく、あの結末は赤の他人との絆より、血を分けた実の娘との絆の方が強いに決まっておろう!って事なのだと思ったが、にしても情事の始まりと終わり方が完璧過ぎて思わず脳内が感嘆詞で埋め尽くされた。彼等は私人では無く公人だから公の場所で身体を重ねなければならないとの解説はなるほどと思った、にしてもオープニングから飛びつきSEXへの跳躍が異常、助走無しでベリーロールみたいな。めっさノワールしてんなと思ったら、やはり出て来る『郵便配達は〜』、あの誰が見ても明らかな小細工と、分かっていながら内々で誤魔化してしまおうとの警察の怠慢。大人は汚ねぇなまったく…にしても娘ちゃん超かわえぇやん…(俺も汚れまくっている…)。
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