穏やかな田舎町の景色から始まるのにサスペンスな雰囲気全開。
お互い伴侶のいる者同士の不倫愛からやがて殺人、隠蔽…と転落してゆく様が描かれる。
ふたりの逢瀬が思っていたよりも激しすぎて目が丸くなる。…
高橋洋監督が傑作と推すシャブロル監督の中期作。フランスの地方都市を舞台に副市長(ミシェル・ピコリ)と市長の妻(ステファーヌ・オードラン)の破滅的な不倫劇を描く。
オープニング、地方都市の一見何気な…
このレビューはネタバレを含みます
まぁまぁ。不倫カップル殺人もの。
やたら地味でこれといった印象に残るシーンがないのだが、上手いって感じ。ピコリが妻を毒殺するシーンなんかも薬盛るショットは入れないのだが、長回しで撮ることで暗示させる…
ブルジョワへの批判を込めた対比の物語。
喜劇から悲劇へ
過去と現在
欲望と無垢
子供と大人
幸福と不幸
大枠の構造が対比で描かれている中で、最後には二人が手錠で繋がれて一つになる
不幸が幸福かの…
・キスしながらあえぐ(絶叫)。同一人物を同一人物の別の時間の顔でつなぐの、だいぶ度胸いると思うのだけど、シャブロルはあっさりとやってのける。何かを覗き込んで隠れながらドキドキしながらイチャつくの、チ…
>>続きを読むフランスの地方都市のどことなくうらさびれた街並みはそれだけで絵になるというか映画的な想像力を喚起させるものがあるが、本作など冒頭からまさにそんな感じ。
いささか誇張されたステファーヌ・オードランと…
クロード・シャブロル監督による、行くところまで行っちゃう中年の不倫物語。
長い間病気で終日寝室で過ごす妻のいるピエール(ミシェル・ピコリ)は副市長。
ソワソワしながら車を飛ばし、郊外の湖畔の小道へ…