だーあま

映画クレヨンしんちゃん 激突!ラクガキングダムとほぼ四人の勇者のだーあまのレビュー・感想・評価

3.7
クレしん映画としては近年稀に見る良心的な佳作。
液晶ペンタブなどのテクノロジーの発達を好意的に捉えていたのが好印象。だいたいこういうのは電子書籍然り、アナログ特有の温かみがないからダメだと頭ごなしに否定されてしまう印象がある。
終盤近くで、小学生の少年が周りの一般大衆に向かって「お前ら勝手だよ!しんのすけはお前らのために一生懸命頑張っているんだぞ!」的な事を言うが個人的にはセカチューのような類の、大衆に向かって悲壮感を持って叫ぶくだりは既視感に溢れているて好きではない。あと大衆を見下している感じがして好きではなかった。
とはいえ、面白いロードムービー要素もあったのに加えて作り手側の良心が垣間見える箇所も有り、この作品は良質な映画の部類に入ると言える。