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劇場版 そして、生きるのanneのレビュー・感想・評価

劇場版 そして、生きる(2019年製作の映画)
3.9
ドラマ版。3日間くらいで見終わった。

言葉選びとか、綺麗事っぽくなるところを登場人物の本人たちがいやいやと言い換えるところとか、ありきたりな表現ばかりじゃなくてすんなり入ってきた。でも、だからこそ、ハンちゃんが瞳子のことを理解できないって憤っていた時に、いや、自分はいくら悲惨で同情しそうな時でも友達の彼氏(元カレ)と付き合いたいとは思わんなあ、、手紙送っておいてそりゃないよなあ、とか噛み合わないところを見つけてしまった。

切ないし、何回も瞳子と清隆戻って、、、!と思いながら見てしまった。そんなことはないと分かっていながらも、二人が互いに好きと言う感情を上手く消化できていないから、見ている側にも淡い期待をさせてしまう。でも、リアルな人生って感じがして、ほんとにタイミングで、儚いなあ、って。逃してはいけないんだよなあ。

最後の帰りのバスでのお別れシーン、すごい切なかったなあ、でもその切なさの中にも明るさとか前向きな表情が複雑に混じっていて悲しいだけじゃない感じ。最後の和ちゃんの、「お母ちゃん」って声にすごい生命力を感じて、生きる、ってことなんだなあ、と思った。
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