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フォトグラフ ~あなたが私を見つけた日~のchipのレビュー・感想・評価

3.6
インドの大都市ムンバイ、
観光地インド門で出会ったふたり。
育ちの良い、会計士を目指すみたいミローニ、
地方から来た、数人でアパートに暮らす、観光客相手のカメラマンの男、ラフィ。
彼の結婚の心配ばかりしている田舎の祖母を安心させるためについた嘘…
ミローニが彼の恋人だと…

暮らしぶりから…
身分違いの恋の様相は明らか。

良い縁談もあるけれど…
彼の優しく正直なところや、祖母の話す田舎の様子に
少しずつ惹かれていくミローニ。
田舎からムンバイまで…
急行列車で2~3日かかり…
祖母は、途中で女の子を生んだ妊婦の話をしていた、
びっくり!!

静かに淡々と進むストーリー。
特に大きなことが起こるでもないけれど。
好きだな、こんな感じは。

祖母はラフィを誇りに思っていて、彼の話をたくさんしてくれる。
頑固で強い祖母。
祖母は、自分の母からもらったアンクレットをミローニに託した。

彼女の家の家政婦もつけていたアンクレット。
家政婦もまた、田舎から出てきた人で。。

今まで家政婦のことなど何の興味もなかったけれど、
彼の祖母の影響で、家政婦の話を聞き、
田舎暮らしのことを知るミローニ。

そんなものかも…
気になる人のことは、知りたいし、理解したい。

キャンパ・コーラをさがすラフィがいて…
それは彼女の思い出のコーラだから。

少しずつ少しずつ近ずくふたり。
バックには静かなピアノ曲が流れていた。

ラストは映画館のふたり。
何を観ていたのだろう…?
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