SHIMA

リンダ・ロンシュタット サウンド・オブ・マイ・ヴォイスのSHIMAのレビュー・感想・評価

3.8
2022.04.30 シネマカリテ新宿にて鑑賞
4月最終日にようやく2022年劇場鑑賞1本目。
2019年作成、現在はパーキンソン病闘病中のリンダ本人の語りで振り返る半生記。もちろんリンダ・ロンシュタットというシンガーの存在は知っていたしヒット曲の何曲かも知っていた。けど70年代後期から80年代ポップスターとしての彼女の全盛期は僕はPUNK/NEW WAVEそしてそこを入口として入っていったREGGAEやFUNK,HIP HOPに夢中だったので、ウェスト・コーストでオールドウェーブという偏見だけでちゃんと彼女の楽曲を聞いていなかった。当時の彼女の作品に興味をもったのは数年前に発掘されたマイク・ミラード録音の77年10月3日LA公演のライブ音源を聞いてから。そのライブもこの映画見た後に聞き直すとまた違った聞き方になるから面白い。ロックという革新性を持っていると思っていたシーンもリンダやエミール・ハリスなど女性シンガーから見れば男性中心の窮屈なシーンでしかなかったとは目から鱗。ただその中で純粋に音楽だけを大事にしてきたことには改めて尊敬の念を。彼女の後半のキャリアは全然知らないことだらけ。スペイン語でメキシコの音楽にチャレンジしたアルバムはぜひちゃんと聞かないと。
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