桃

恐竜が教えてくれたことの桃のネタバレレビュー・内容・結末

恐竜が教えてくれたこと(2019年製作の映画)
3.7

このレビューはネタバレを含みます

1人で生きられることが1人前になることではなく、人を巻き込みながら思い出を作っていけることの方が大事。
コロナ禍のいまだからこそ、人と人を絡めて思い出をつくっていくことの稀有さ、意義が感じられる。

主人公の少年サムは、サマーバカンスを過ごしに家族とオランダの島へ。
そこで出会った少女テスとの物語。

テスは好奇心旺盛で、興味を持ったものは、即行動に移していきたいタイプ。
出会ったばかりのサムに「サルサ踊れる?」と誘い、自分の父親を母に内緒で探し出して招待状を送って島へ呼ぶ。

邦題は「恐竜が教えてくれたこと」だけれど、原題は「テスと過ごした特別な(或いは、途方もない?)夏」。
思春期でまだ不器用で純粋なサムの前に現れた、精神面でも行動面でも大人びたテス、更に美少女でお洒落。
眩しい夢のような7日間は、テスの企てた父親との対面劇をクライマックスに2人を少し大人にしていく。

私はもともとパーティーピーポーではないけれど、サムに誘われたら、海で助けてくれたご老人さながら、ひょいひょいと参加しちゃいたくなるかも。
桃