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恐竜が教えてくれたことのLoveAnimal14のレビュー・感想・評価

恐竜が教えてくれたこと(2019年製作の映画)
4.5
まずは、この作品を選定していただいたロビンさん及びみんかい❓にかかわるすべての方々に最大級の感謝を込めて♡


もう、なんすかーーー😆♪…これ!!
めちゃくちゃ最高なんだけどーーー!!
オランダ映画に馴染みなかったんだけど、一気にオランダ熱上昇しちゃうやーーーん⤴️
この出会いに、ダンキューね💕


でもね、最初にひとつだけ不満を書くよ(¬_¬)
邦題の「恐竜が教えてくれたこと」…いや、どういうこと(๑•ૅㅁ•๑)?
なんとなく深読みはできまっせ💦
あのひとり暮らしのお爺さんが主人公の少年にええこと言いますねん。
少年のこれから先の人生にひとすじの光を照らすような素敵な台詞をね✨
だから、要するに…お爺さんを恐竜ということにしてそのようなタイトルにしちゃったのかな😓?
えっと💬誰が考えたのかなぁーー?
責任者の方、ちょっと出てきてくださーーい。
もともとアンナ・ウォルツさんの児童文学「ぼくとテスの秘密の七日間」を映画化してるんでしょ?タイトルそのままでよかったんじゃないの?
恐竜呼ばわりされたお爺さんの気持ちも考えてあげてーーー(● ˃̶͈̀ロ˂̶͈́)੭ꠥ⁾⁾
「恐竜ちゃいますねん。わし、人間ですねん💦」って、きっと言ってるよ。
ハイ!!この邦題を考えた人…"南極でしもやけの刑"または"ジャングルで水虫の刑"に決定だよ(๑˃̵ᴗ˂̵)!!


…とかなんとか書いちゃったけど、そんなことがマイナスにはならないくらいの素敵な作品だったんだよなぁーーーヽ(´▽`)/✨



ちょいサラすじね。


11歳の少年サムは、夏のバカンスのため家族とともにオランダ北部の島を訪れる。
そこでテスという少女と出会い、テスの"秘密の作戦"に協力することになるのだが…。


ま、そんなお話💁🏼


まずね、舞台となるオランダ北部のテルスヘリング島がべらぼうに美しい✨
その島を囲むワッデン海は世界遺産にも登録されていて、自然豊かで穏やかなかつてのヨーロッパの姿を残している土地なんだって。


知らんけど。



サムはね、"死"や"孤独"について思い悩む哲学的な少年。
「地球最後の恐竜は自分が最後だと知っていたのかな?」なんて疑問を持つ。
そして、ひとりになってしまうときのための準備として"ひとりになる訓練"を始めるの。


子供のときってそういう突飛なこと考えちゃうよね。いろんなことに疑問をもって行動しちゃう。


ボクも小学校低学年の頃、「うなぎ屋さんの店先から漂ってくるうなぎを焼く香ばしい匂いで白ごはんは食べれるのか?」という実験をしたことある。
お茶碗に入れた白ごはんを持ってうなぎ屋さんに行き、店の外で匂いを嗅ぎながら白ごはんを食べてみたけど…やはり匂いだけでは美味しくごはんは食べれなかった💦
お店の大将がうちに電話をかけて、オカンが迎えに来てしこたま怒られたというバカな子供時代の黒歴史…(¬_¬)


いや、そんな話をサムと一緒にすなよ(● ˃̶͈̀ロ˂̶͈́)੭ꠥ⁾⁾


テスの"秘密の作戦"が、これまたせつない。
死んでいると知らされていた父親が生きていて、母親のアルバムから父親の名前を見つけ、母親が営む貸別荘に招待するという…大胆な作戦、テスめっちゃアグレッシブ∑(゚Д゚)✨


物語のメインはまさにそれで…テスが父親に自分が娘であることを打ち明けられるのか否か…💦
それを見守りなんとか手助けしたいサムにもいろいろとドラマがあり…。


テスはテスで、そのことを母親に知られないように気を遣い…。
サムはサムで、家族との時間を犠牲にしてテスのために奔走する…。
テスのために勇気を出してある行動にでるサム。そのことが、吉と出るのか凶と出るのか…?


サムもテスも子供と大人が同居したような本当にいい子たち♡
観ていて自然と応援したくなるヽ(´▽`)/



サムの陽気なお父さんにしても…。
偏頭痛持ちの優しいお母さんにしても…。
骨折して憂鬱なお兄ちゃんにしても…。
テスのタトゥーだらけのお母さんにしても…。
貸別荘に招待されたテスの父親のヒューホにしても、その彼女のイリースにしても…。


みんな、それぞれが優しいかかわりを見せてくれるんだよねーーー😆♪
悪い人なんてひとりも出てこない♡
めちゃくちゃ愛に溢れてるじゃんかーーーヽ(´▽`)/💕


みんな…お願いだから、ハグさせてくれーーーーー(((o(*゚▽゚*)o)))♡



それとね、サムが干潟で足を取られてピンチのときに助けてくれるひとり暮らしの老人。
妻に先立たれて思い出を抱きしめて暮らしてるの。


その老人がね、"ひとりになる訓練"をしているサムにこう言うの。
「お金を集める奴もいる。切手を集める奴もいる。おまえは思い出を集めろ。できるだけたくさん集めろ。」


その言葉でハッとなるサム。
ひとりになるための訓練をしていたけれど、その時間…家族と離れていた愚かさに気づくんだよ💦


そうだよね。ひとりになる訓練なんかしたって、いざひとりになったときに"大丈夫!!"とはならないもんね。
絶対、淋しくてたまらないに決まってる。
ボクなんてそんなの無理ーーー(● ˃̶͈̀ロ˂̶͈́)੭ꠥ⁾⁾
ボクは残されるのは耐えられないから、できれば先に逝きたい派。
だから最近「先に逝く会」の会長に就任したところ(๑˃̵ᴗ˂̵)


ま、それは置いといて。



ラストあたりのパーティーのシーンは多幸感に溢れてたなぁーー💕
参加したいって思っちゃったよ😆♪



それにしても、なんてみずみずしい作品なんだろう🙌✨
テルスヘリングの綺麗な景色をバックにサムとテスのハートウォーミングなひと夏のグローイングアップストーリー🧡


とにかく観終わったあとに自分で自分を抱きしめたくなる。
そして、もしそばに大切な人がいたらその大切な人を抱きしめたくなる。
そんな気持ちになる愛しい愛しい作品だと思うよ(*´∀`*)♡



児童文学の原作があるとはいえ、それをここまで素晴らしい映像として作りあげたステフェン・ワウテルロウト監督!!
これが長編デビュー作品だなんて驚きだよ∑(゚Д゚)✨
繊細なようでいて大胆…。絵面だけに頼らず、登場人物ひとりひとりの細やかな心のやりとりまでしっかり描かれてる。
監督、もしかして天才なんじゃないの?


ハグさせてくれーーーーー☆*:.。. o(≧▽≦)o .。.:*☆


とにかく、サムとテスがヤバイくらい可愛い♡
テルスヘリング島に行って、君たちに会いたくなるよ!!


ハグさせてくれーーーーー☆*:.。. o(≧▽≦)o .。.:*☆




昼下がりの木漏れ日の中でハンモックに揺られながらまどろむような心地よさ♡


ささくれた心も一瞬であたたまるような素敵な映画に出会えたことを、逆に恐竜に教えてあげたい♪
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