movieJack

i-新聞記者ドキュメント-のmovieJackのレビュー・感想・評価

4.0
東京新聞の記者
望月衣塑子さんに密着したドキュメンタリー作品

恥ずかしながら彼女の事は全く存じ上げず
多種多様な案件を抱えるマルチタスクな知能に驚き
その数倍
自分の無知さと無関心的な姿勢を痛感しガツンとやられた

全国を飛び回り市民の声に耳を傾け
政府・政治家・官房長官・官僚達に立ち向かうため
パワフルに日々闘っている姿は
武器はペンだが完全なる戦士
選挙カーを見つめ射抜く視線は
まさか殴り掛かるのでは…との緊張感を感じ
その原動力は何処から湧いてくるの?と感心するも
ケン・ローチ監督の「家族を想うとき」観賞後ではそんなに働いて家族は大丈夫?と心配にもなった

しかし流石に今作の相手は巨大過ぎ
結局は歯が立たないのでは…とも感じられる部分もあり
アニメパートでは
スッキリと苦笑いが混在したが
1つのメディア報道や政府の説明を鵜呑みにしていては情報操作により誘導(洗脳)される危険性は再認識された

そして誰かが行動を起こさないと世の中(政治)は変わらない
そして自分で考え選挙に行かなければ…
望月衣塑子さんが出馬してくれれば必ず投票するのに

余談ですが
今作でも取り上げられている沖縄の基地問題について
先日テレビ放映された「ザ・マンザイ」にて「ウーマンラッシュアワー」がネタとして言及し
最後にマイクスタンドを倒し舞台を去った事について叩かれているらしいが
その怒りは同感であり
こんなヤリ方(闘い方)で挑む格好良さにシビレ
彼には称賛を送りたい
movieJack

movieJack