AkaiKitsune

i-新聞記者ドキュメント-のAkaiKitsuneのレビュー・感想・評価

1.4
行き過ぎた忖度は必要ないと思うけど、望月さんは正義感から発した怒りにとらわれすぎていて、対話を求める相手への人間同士としての基本的な敬意や、お互いが不快にならないための間の取り方や歩み寄りが不足しているように感じた。

もしそれが事実とは違っていて、森監督による編集によって、そのように印象づけられていたのだとしたら、色々な意味で残念だと思う。

望月さんに強く抗議されたにも関わらず、撮影禁止の裁判所内で撮影した映像を使用したのは横暴だと思うし、官邸前で職務として警備にあたっていた警官たちの顔を、モザイク処理もせずに使用する感覚も受け入れ難かった。

権力vs自分、という図式に陶酔していて、安倍さんや管さん、警官ひとりひとりの個人としての立場や思いを見ようとしていないのは、他でもなくこの監督自身であると感じた。
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