山本監督作品。過去作では前作の「水の声を聞く」しか観ていない。「水の声を聞く」は、山本監督がプロデュースしたシネマ☆インパクトの一つで、宗教ネタのキツいものだったと記憶している。で、本作であるが、インパクトって意味では、これも相当。
ストーリーは豪邸を出て行く家族の離散の話、とくれば、寂しいとか侘しいとか出てきそうだけど、一切ない。あっ、ちょっとあったかな。
娘のあかね(小川未祐)がSNSで投稿した、パーティーの誘いに色んな人物が集まる。最初は、ちょっと変だが、まあまあマトモな人たちのエピソード集って感じだけど、中盤から訳のわからん人たちが入り乱れ、カオス状態。そして歌と踊りでクライマックスを迎える。だけど、何故かスカッとするんだよね。あかねのキレッキレのダンスもあってなんだろうけど。
印象に残ったのは、おばちゃん。女優の名前わからんけど、ぶっ飛んだ演技。性欲満タンさに呆れたけど、笑える。そして、コーヒー豆の化け物も出てくる。なんの意味があるのか？この作品に意味を考えたらいかんのな？これに対抗してか庭にあるダビテ像？も変身する。なんなんだ！やっぱり意味は無さそう。
だけど、やりたいことやってるだけじゃなく、なんかあるんだよ。映画って枠組みで表現するってのは、こういうことなんだって、強く感じさせる。でも、超越しすぎかな？
