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SEVENTEEN/セブンティーンのkouのレビュー・感想・評価

SEVENTEEN/セブンティーン(2019年製作の映画)
4.0
最初は面食らう。善悪の区別もつかない17歳の主人公なのか。
少年院でドッグセラピーを受けるエクトル。その相棒犬オベハが里親に貰われたことを知り、取り戻すために本気の脱走をし、兄の助けを借りてバスで犬を取り戻す旅に出たはずが…

後2日で18歳になってしまう、成年になると少年院ではなく刑務所行きになる。実行するなら後2日以内に取り戻して帰らないと。
その旅に施設で終末期を迎えている祖母も連れ出す。放っておけないから。でもその祖母ももうお迎えが来てしまいそう。
召されたらお爺ちゃんの隣に埋葬する、確認のために墓地へ行くと墓地の更新が切れていて祖父の場所が掘り起こされてしまっていて、祖母の場所は既に他人に買われてしまっていた。
いろんな迫りくる期日。犬探しよりさぁ墓地の確保が大変だ。
何かにつけ突っかかり合う兄のイスマエルとヘクトル。
祖母の言葉はタリパラだけ。

タリパラ、大丈夫・わかったよ・ありがとう。

祖母のために電気ストーブを盗み少年院に行ったヘクトル。
根は良い子なんだよ、ただ後1ヶ月半ではきっと矯正しないだろうけど
ね。
旅の道中問題行動ばかりで破天荒すぎるけど、家族の愛は強い。
良作です。
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