雨宮はな

きっと、またあえるの雨宮はなのレビュー・感想・評価

きっと、またあえる(2019年製作の映画)
4.0
自死大国の日本や韓国で、何度でも上映してほしい。
子供サイドだけでなく、親サイドとしても観ておくべき良作。
理想の親とその友人たちがスクリーンに描かれていた。

143分あるのに全然長く感じないし、エンドロールは絶対にスクリーンで観たくなる!
この作品をじっくり観て、あのエンドロールでぜひ送り出してほしい。

負け犬が負け犬たる由縁は、「負け犬として生きているから」なのだとよくわかる。
卑怯な手を打つこともあるけど、何よりも大切なのはまず「闘う(努力する)こと」だし、相手の頑張りを認める強さを持つ人は本当に強いのだと思う。

インド、日本、韓国にたぶん共通しているのは「自分に拍手できる人が少ない」こと。
誰かからの拍手じゃなくて、自分からの拍手が自信につながるんだとわかるシーンだった。

この映画が良い理由は、主人公たちを優勝させなかったことが大きい。
「負けることは終わりじゃない」ことの生き証人たちは、全員の味方になってくれる。

へべれけ、かっこいいよ。へべれけ。
雨宮はな

雨宮はな