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きっと、またあえるのPoMooNのレビュー・感想・評価

きっと、またあえる(2019年製作の映画)
4.0
出だし、大学受験に失敗した事で自殺未遂する息子。一命を取り留めるが苦悩する父母。重い話かと思ったら、一転して笑いと涙と感慨深い最高なヒューマンコメディになっていく。自分の人生ちゃんと楽しんでますか?と問われた気分になる。観てよかった作品の一つになった。

息子の入院中に大学時代、負け犬だったと語り出す父アニ。集まってくれたかつての友と一緒に熱く&笑える大学寮での青春と友情物語は、重症の息子の状態がリンクして進んでいく。寮生活と自分と友人の尊厳の為に戦うGC(競技大会)は、いゃ〜笑えた😆それも上質に。『他人に負けるより自分に負ける方が悔しい』

インドも受験戦争が過激らしく、若者の自殺の原因に受験失敗が上位に上がっているそうだ。作中も若者の不安の受験失敗と就職難の話題が出てくる。そんな社会へのメッセージ性が入っているんだろうか?

ラストでインド映画らしく、歌と踊り、やっぱり出てきたぁー。『明日への幸せのために投資したくなるけど、今日が楽しめない、食べて、飲んで、生きて、人生は短い』と歌いながら踊るのがとっても清々しくて爽やかで楽しかった。

蛇足:それなのに、父親アニ役、スシャント・シン・ラージプートはこの作品上映の年に自殺している😭まだ、若いのにー
No.1220
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