ひろさん

MONOS 猿と呼ばれし者たちのひろさんのレビュー・感想・評価

MONOS 猿と呼ばれし者たち(2019年製作の映画)
3.8
出演者に選ばれた人々は数週間、アンデス山脈の高地で演技や軍事訓練をしてから撮影に臨んだことで、MONOS(猿たち)としての一体感が強くなったそうである。
その一体感が、メッセンジャーから預かった乳牛を誤って射殺してしまった所から暴走する。
秩序を失った者たちの気持ちはばらばらになるが、組織から抜け出る者を引き戻そうと傷つけあうことしかできない。
ヘリコプターで救助されたランボーの顔のアップと、操縦士が管制官に「指示願います」と繰り返す場面で終わるが、その後の幸せを願うしかない。
ミカ·レヴィの音楽は不安感を煽る「音」だったが、場面に引き付ける効果があった。
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