ドキュメンタリーっぽい感じ。つくられた面白さではない、知らないけど少しだけ共感できる地獄のような世界を覗き見る。
少年兵というか、ゲリラ部隊というか、過酷な環境下でチームとなり、一応均衡が取れていたはずの輪が、些細なけっかけでほころび始めて、どんどんバラバラに散らばっていく姿を描く。
現代でも、どこかジャングルでこういった人たちがいるのだろうか。逃げれば殺される世界で、どうやって幸せを追求し、自分らしく生きられるのか、考えるきっかけになる。
最後の濁流のシーンはどうやって撮影したのだろうか。ジャングルでは虫も多いし、危険な動物、植物だらけなのに、よく撮影自体できたものだ。この映像を撮るのにかけた情熱は、想像以上にすごいと思う。