ハレルヤ

リアム・ギャラガー:アズ・イット・ワズのハレルヤのレビュー・感想・評価

3.9
UKロック史に名を残すロックバンドOasis。そのボーカリストとして活躍したリアム・ギャラガー。2009年のバンド解散から現在に至るまでを彼の姿を追ったドキュメンタリー。

2009年にリアムとノエルの揉め事が致命的なダメージになり、衝撃的な形で解散したOasis。ノエル以外の残されたメンバーで再始動したBeady Eye。またしても解散し、失意の底から再起を懸けたソロ活動。

ファンなので大まかな出来事は当然知っていましたが、リアムがその時その時どんな心境だったのか。それについて踏み込んだ内容になっています。

兄のポール、母親のペギー、2人の息子、元Oasisのメンバーで今もソロの彼をサポートするボーンヘッド、今のリアムのパートナーであり、マネージャーでもあるデビーなど、彼の周囲の人々のインタビューを織り交ぜる構成。

インタビューを見ていると、今のパートナーのデビーの存在が本当に大きかったんだなと思います。彼女が支えてくれたから、一時は隠居生活まで考えたリアムがまた音楽への道を踏み出せたとこの作品で初めて知りました。

ソロとして出直し、イギリスのチャートも1位を獲得。リアムのファン層と言えば30、40代のファンが多い印象ですが、本作を見ていると10代の若いファンも新たに取り込めているのが分かります。やはりリアムのカリスマ性は年代問わないんだなと改めて実感。

今年3枚目のアルバムもリリース。まだまだ活躍を続けるリアム。ノエルと和解してのOasis再結成も密かに待ち続けていますが、ソロとしてもまだまだ頑張ってほしいですね。 Oasis時代、Beady Eye時代も含めて彼のライブは今まで5回見てきていますが、また来日期待しています。
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