ダイナ

リアム・ギャラガー:アズ・イット・ワズのダイナのレビュー・感想・評価

4.1
オアシス解散。兄貴ノエルは別バンドを結成、残されたオアシスメンバーは「ビーディ・アイ」を結成するも14年に解散。(このバンド本作では取り上げられていないが東日本大震災の支援ライブを呼びかけてくれたバンドらしい。ありがてぇ…)オアシスが分解してから別居・離婚等のトラブルがあり兄貴と遠出してェとメンタルがボロボロになったりと過酷な目に合うも、オアシスと比較される事は確実、曲も多く書いたことがない中で音楽活動を再開するという、「オアシス」という高みから落ちた男が再起する姿を写したドキュメンタリー。

乱痴気なエピソードが多い兄弟だけどもファンサは熱い。年相応に落ち着いた面もあるだろうけど、ファッキンと何かをディスってはいる姿はあれどサインや写真をねだるファンや観客たちの期待に応えてあげようとする姿がかっこよかったです。声帯のダメージを理由にライブを切り上げる決断から自身をクソ野郎と罵るその姿は自分勝手という言葉の裏に責任という優しさが垣間見えます。爆破テロのチャリティーライブを開いてくれたり相変わらずお母さんとはコンタクト取ってるし子供からはいじられるほど仲が良く、なんかもう普通に1人の男としてかっこいいっす。

最近兄弟不仲が雪解けそうな感じがありますが、仲直りして欲しくもあるしこの状態もらしい感じがしますし。結局なるようになってくれということ。
ダイナ

ダイナ