ノットステア

都会のトム&ソーヤのノットステアのレビュー・感想・評価

都会のトム&ソーヤ(2020年製作の映画)
2.5
○U-NEXT紹介文
凸凹コンビがリアルRPGに挑む、新時代の謎解き青春アドベンチャー
見どころ
はやみねかおる原作の大人気小説を実写化。自称平凡だが、驚異のサバイバル能力を持つ内藤内人と、大きな夢を抱く大企業の御曹司・竜王創也の凸凹コンビの活躍を楽しめる。
ストーリー
勉強も運動も普通を極めた転校生の内藤内人は、学校一の秀才にして御曹司の竜王創也に巻き込まれ、街中を舞台にしたリアルRPG・エリアZをプレイすることに。2人は謎を解き、街を救おうとするが、そこには現実とゲームの境目を超えた危険な世界が待っていた。
ここがポイント!
『万引き家族』の城桧吏と本作で映画デビューを飾る酒井大地が主演の凸凹中学生コンビを熱演。謎解き監修にはリアル脱出ゲームの制作を手掛ける人気集団・SCRAPが参加。



○感想
原作めっちゃ好き!!!なのに、、、
この映画から観てたら原作を読むことはなかったかもしれない。
原作はめっちゃおもしろい。未だに新作を買い続けているけど、買うだけになってしまっている。続きものなんだけど、新作が出るのに時間がかかっていて、新作を読む前に過去作を読み直すのが、、、って、、、それって原作好きだと言えるのか???
少なくとも第5巻までは何度も読んでいる。
それをふまえて映画の感想を書く。

以下、ネタバレあり


















内藤内人の活躍が少ない。。。内人のサバイバル能力が好きなのに。映画冒頭の、初めて砦に行くシーンはまぁ良かった。内人お得意のお手製松明。
その後、内人のサバイバル能力はいまいち。ファインプレーというファインプレーは図書館で2階から飛び降りられるようにクッションを用意していたところ。だけど、原作であれば、事前にどんな道具があって、どういう準備や工作をするのかを一緒に考えられるようになっていて、さらにその読者の予測を超えるようなサバイバル能力におもしろさがあるのに。。。
ナイフを使わない内藤内人は内藤内人じゃないわ。
まぁ、真似する人が出てきたら困るとかあんのかなー。

映画の内藤内人は中学生とは思えないくらい純粋な子だった。
映画の竜王創也は中学生とは思えないくらいサバサバした考え方をする子だった。

「神の味噌汁」すら出てこないんかーい。

【不満な点】
・砦は全て拾ってきた物っていう設定は守ってるけど、綺麗すぎる、豪華すぎる。
・謎を解いて、秘密の場所が遊水池であることが判明する。なぜ近所の遊水池なのか、その謎解きはない。
・リアリティの無さ(棒読み、急いで走ったあと謎の立ち止まる時間、急に栓抜き渡してくる女の子)
・映画のなかで、ワケ分からないピエロが出てくるんだけど、そのピエロの正体が明かされないまま終わる。
・ゲームイベントに栗井栄太が招待していない人間(=ピエロ)が入り込んでいて、放火して内人たちの命を奪う危険すらあった。栗井栄太はそいつが誰なのか把握していない。なぜゲームを中止して参加者の安全を確保しない???劇ヤバです。ネットに叩かれまっせ、栗井栄太。
・火をつけられた倉庫から脱出する時、、栓抜きあっさりで脱出するとは思わなかった。内藤内人なら他にアイデアありそうだけど、、、



○ホームページより
究極のリアルRPG〈エリアZ〉とは?
世界的に有名な正体不明のゲームクリエイター「栗井栄太」が、街中を舞台に仕掛けるリアルロールプレイングゲーム。今回のゲームの舞台は謎の生命体「Z」に襲われたとある街。街中を徘徊している「Z」は生存者を見かけると襲い掛かり、捕獲された人間は「Z」になってしまうという。既に街の住民の大半が「Z」に成り果ててしまった街は、エリアZとして封鎖された。世界政府はこのままではZの増殖を抑える事が不可能になると考え、6時間の制限時間以内に街を救う事が出来なければ、この街ごと「Z」を爆破するという重大な決定を下した。唯一の生存者である参加者たちは、閉ざされたエリアのどこかにあるヒントを元に謎を解き明かし、街を爆破から、そして「Z」の手から救う事が目的となる。
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