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ユンヒへのrのレビュー・感想・評価

ユンヒへ(2019年製作の映画)
3.9
途中途中、続きの気になる映画だ。
言葉ではっきりと述べることなく、所々に愛が交差している。それが雪景色とリンクして胸に突き刺さってきた。
小樽いいなあ、そして手紙。映画Love Letterのような雰囲気。
母と娘の掛け合いは微笑ましく、セボムが愛らしい。韓国語の方がより感情の豊かさを感じた。母ユンヒの表情、台詞にもあったが痛々しさを感じる。だけど娘を前にすると、ちゃんと母になる。セボムの存在は大きかった。
表面に現れすぎない、さりげない同性愛のこういう映画ははじめてな気がする。まさに冬にぴったりな、細々い冬の光を私に感じさせた。だからこそきっと、見ている私たちも彼女たちもちょっとした痛みがジンジンと長く、続いている。
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