ミヤサン

ユンヒへのミヤサンのレビュー・感想・評価

ユンヒへ(2019年製作の映画)
4.2
私も自分を恥ずかしくなくなるといいな。
勇気を出さなきゃ。

韓国と小樽。20年以上会っていない、愛していた人。
ずっと近くにいて何もかも共にするのも素敵だけど、一緒だった時間が短くてもときどき思い出してあなたの夢を見て、出せない手紙を書くような関係も素敵だと思う。ユニとジュンの場合は、周りがふたりを一緒にいさせてはくれなかったのだけど…。

ずっしりと降り積もる雪がすべてを包んでくれるようなあたたかい作品だった。
雪国に暮らしてるとあまり積もってほしくなくなっちゃうけど、雪はずっと好きだな。

女性たちの恋愛って、まだまだ見えない存在にされてる気がする。
全編通してたった一度、夜の小樽を並んで歩いただけのユニとジュンの後ろ姿に胸がぎゅっとなる。

モノローグ大好きなので、手紙の朗読が心地よかった。
静かで穏やかで、幸せになれる映画に出会いたいな。
ミヤサン

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