絶妙なカメラワークで映し出す愛の満ち引きに、喜びと悲しみが31曲もの音楽に乗って、交互に絶え間なく押し寄せてくる
決して目新しくはない家族の物語は、類稀な演出によって観るものの心の中できっと特別な希望へと昇華していくだろう
いまを生きる
前半と後半で違う意味として語られるこの言葉の真髄に、恐らくリスペクトを捧げたであろう同名の名作が違うかたちで現代に瑞々しくよみがえっていた
物語の潮目を変えるルーカス・ヘッジズの輝きを思い出すたびに心の孤独が埋まっていく
そんな素晴らしい作品です