愛が世界を救う
憎しみからは何も生まれない
最近はこういう題材の作品を
よく見かけます
それが「生」の最終地点なのでしょうか？
そしてこんなにも
この世の中には
愛が欠如しているのでしょうか？
不安と共に悲しさが溢れ出しました
こんな当たり前なこと
観ないとわからないのかと
憎しみから生まれた悪が
世界をこんなにも
醜くしてしまっていることを
まだまだ気づけない
世の中なのかもしれません
そしてこの作品が世に放たれたことさえも
私の心を悲しくさせます
作品自体は素晴らしいのですが
題材があまりにも
この世を投影しすぎています…
でも、この悲しみを感じることこそが
この作品のミソ
一見、こんな悲劇
ありえない
自分とはかけ離れた物語だと
鑑賞した人のほとんどが思うのでしょう
でもどうでしょう？
毎朝観るニュースを
思い出してください
行方不明、殺人、盗難…
自分はそうじゃなくても
この世では当たり前のように
起こっている事実です
そしてその根元が
自分自身にもあるということを
理解しなくてはいけない
誰かの憎しみが
波となって伝わり
憎しみで憎しみを増やし
闇が存在していることを
私たちは一瞬たりとも忘れてはいけない
そしてエミリーのように
愛を生み出したい
異性を好きなんてほどの愛ではなく
もっと大きなものを
作品の構成に何も触れていませんでしたが
私が一番好きだったのは
兄から妹へのシフト転換です
あまりにも心地よい流れに
感動してしまいました
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