しゅう

ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONEのしゅうのレビュー・感想・評価

4.1
字幕版を鑑賞。

MIシリーズで前から不満だったのが敵の在り方。

毎回思わせ振りな巨悪を装って登場するも、終わってみれば超大国アメリカの巨大諜報組織に敵するまでも無い小者ばかり。イーサン・ハントら少人数のチームが対抗する事でギリギリの危機に陥るが、そもそもIMFがマトモに機能していれば力の差は歴然。

だが、今回の敵はシリーズの最終章を飾るに相応しい見事な設定。その力を誇示する事で権力者達の欲望を刺激し、世界を更なる混沌へ導こうとする。一見ラスボスの彼すらも使い捨ての傀儡に過ぎないのかもと思わせる底知れなさ。

その真の目的が明らかになるであろう後編が今から待ち遠しい。(ワイスピの「神の目」みたいな単なる無敵アイテムでした、なんてオチだけは勘弁して欲しい)。
しゅう

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