コロナ禍でも劇場を見捨てないトム様にはリスペクトしかありませんし今作が世界最高峰のアクション映画なのは間違いはありません。
しかしアクション映画のエンタメ性のインフレは「ゴーストプロトコル」で極まったと思っています。
そしてそのインフレをさらりとかわした「ローグネーション」も大好きです。
でもそれ以降足し算に足し算を重ねてとうとう3時間に届こうかと言う上映時間なのに完結しないというエンタメの過剰供給状態に今はあると思います。
アクションシーンは一つ一つが最高峰です。
しかし一つ一つの料理は美味なのにそれが山盛りで皿をはみ出す状態でもう今作を食い切れるのはフードファイターくらいですよ。
アクションシーンは本当に素晴らしい。
今やCGで何でもできる時代だからこそ自分でアクションをやると言うことが売りになっています。
そのためあの常軌を逸したバイクダイビングのシーンのメイキングを大々的に公開したのでしょうし。
しかし予告やメイキングで色々と観せすぎたため「次はあのアクションか」と予想がついてしまうのが難点です。
心の師であるジャッキーを見習って本編後にNGシーンを入れてくれても良かったですね。
イーサンは今作でも大モテです。
敵も女性もヴィング・レイムスもサイモン・ペッグもみんなイーサン大好き状態です。
キトリッジでさえ「イーサンがあなたをは頼りになるって」と言われたら若干頬を赤らめますしね。
オタサーの姫ならぬスパイサークルの姫ですよイーサン。
とにかく全編にトム・クルーズのサービス精神が横溢し過ぎていて一つ物事を進めるために2手3手と手間とアクションシーンを挟むので前編を見終わっても全然話が進んでいない。
しかもあれだけ手間かけて色々やったのに死の間際に敵が全部話してくれると言う展開はどうかとは思います。
キャラクターとしてはポム・クレメンティエフが良かったですね。
あのゴー☆ジャスみたいなメイク可愛かったです。
マンティスの時は素顔がよくわからなかったのですが、今作で東洋的な顔立ちだなと思ったら韓国ハーフなんですね。
兎にも角にもトム・クルーズには死ぬまでついて行く覚悟ですので後編もマストで鑑賞します。
またコチラがドン引きするようなアクションを見せて欲しいです。
でもハリウッドのストライキで大幅に公開は遅れそうです。