SQUR

ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONEのSQURのネタバレレビュー・内容・結末

4.0

このレビューはネタバレを含みます

ストーリーの細部など注意して見ていてもなんとなくしか理解できなかったが(私が過去作をほぼ観てないせいもあると思う)、そんなことがどうでも良くなるくらい映像としてのパワーがある。
なんだかよく分からんけどなんか複雑に思惑が絡み合ってそう〜、という"っぽさ"も映画ならではの醍醐味という感じで良かった。
「面白い映画ってのは、言葉で紡ぐんじゃなくて、映像で魅せるものなんだぜ」という強い信念が、映画を通しても伝わってくる。
予告でも映っている"ダイブ"のシーンは、一連の映画の中で見るとより迫力がある。
そして、その先の列車滑落のシーンはほんとうに凄かった。実際、列車が橋から落ちる映像だけなら他の映画でも何回も見ているはずなのに、カットの切り替えのタイミングや"ハラハラ"の連続のさせ方がたくみで、「こんなんいままで見たことない!」と思わされてしまった。
トム・クルーズも、歳を感じさせるシーンもたしかにあるけど、やっぱり決まった瞬間の表情とかかっこよく、映画の撮影に対する役者の信念とかも重なって、観ていて熱くなる。
ところどころ"お約束"、というかいかにも"フィクションっぽい"展開もあるんだけど、それもほっとするポイントになっている。

うーん、いい映画だった。
劇場で観て良かった。
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