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ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONEのmegurosのネタバレレビュー・内容・結末

4.2

このレビューはネタバレを含みます

冒頭の指示テープ配送はUber Eats、続くアブダビ砂漠のシーンも凡庸な展開で心配してしまったが、空港シーン以降は手に汗握るインポッシブルなミッションの連続で楽しめた。

今回の敵はAI。巷間言われるAIによる人類滅亡のシナリオを正に映画化したような内容で、インターネットの汚染によってもはや何が本当か分からない/信じられないという現代の我々をも戯画的に表現。デジタル資料を書き写したり、アナログコンピューターが登場したり、ベンジーの声がリアルタイムに音声合成されてフェイクな指示を勝手にマシンが始めたりと、しっかり今見るべき映画になっていた(at劇場で!)。

となると、物理空間での直接対話しか信用できないよね...となってる中、MIでは変装まで自由自在なので結局何も信じられなくて面白い。ローマでのカーチェイスはハントのドライビング能力が手錠によって制限された状態で、AIチーム・警察・CIAから追われまくる展開で好印象。ベニスのクラブシーンも音楽に合わせたカット割りが良かったが、ラストの列車場面はさすがにアンチャーテッド2過ぎたのでは...。(当然多くの人が気付いていて、アンチャースタッフの界隈からも指摘がある様子)。
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