RitO

ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONEのRitOのネタバレレビュー・内容・結末

3.7

このレビューはネタバレを含みます

カーアクションシーンでは、手錠をかけることで今までとは違う緊張感を与えているという工夫はあるものの、後半の列車暴走シーンなど、やや既視感のあるアクションになってしまっている感もある。
情報量が多く、整理しないと話が追いづらい部分もある。
とはいえ作品全体としてはクオリティが高いのは確かだし、バイクで崖から飛び降りるシーンでは、生身のアクションの凄さを感じることができた。

所々でシュールな笑いを狙っている箇所があり、それがアクションシーンに挟まれたりすると若干テンポが悪いなとも感じてしまう。

今回の敵がAIを題材にしていて、この技術と人間との戦いというテーマ性は役者本人でのスタント撮影に拘るトム・クルーズ自身が持っているものなのかなと感じた点は興味深く、次回作でどのような結末を迎えるのか、期待が高まる。

これは作品の内容とは関係ないが、予告で映像を見せ過ぎていて、本編を観たときの新鮮味が薄れてしまっているのは残念。
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