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ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONEのTSのレビュー・感想・評価

3.8
【齢60とは思えないアクション】80点
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監督:クリストファー・マッカリー
製作国:アメリカ
ジャンル:アクション
収録時間:163分
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 2023年劇場鑑賞33本目。
 2900本目。今年終わるまでに是非とも3000本いきたいところですね!さて、5年ぶりのMI最新作。シリーズ初の前後半パート分けであり、続編としては7作目。トム・クルーズの代名詞的作品となっている今シリーズも、いよいよこの前後半でクライマックスを迎えるか?!話はシンプルであり、奪われた二本の鍵を奪い返すだけ。とは言っても過去キャラクターや過去作の設定などが出てくるのでそこは我慢ですが、今作から見てもギリギリついていける作品だと感じました。齢60にもなりあれ程動けるトム・クルーズには脱帽します。トム・クルーズのアクションを見たい人は必見でありましょう。

 AIの「エンティティ」は全世界の情報プログラムにアクセスできる能力を備えている。それにアクセスできる2本の鍵をめぐり、イーサン・ハントは再びミッションに挑むのだが。。

 自分もせいぜい5作目を映画館で観るときに過去作をまとめて観たレベルなので、そこまで今シリーズに愛着があるわけでもなく、詳しくもありません。どうやら、久々にあのキャラが登場する!とのことですが、恥ずかしながら自分にはあまりしっくりきませんでした。とは言えそのあたりを覚えていなくてもアクションシーンが随所にあるので退屈はしないかと思われます。MI1や3にあった唸らされる仕掛けや潜入シーンなどはあまりないですが、それに代わって予算に見合うド派手な演出は随所に見られます。

 目玉は製作陣も予告編からゴリ推ししていたバイクに乗って崖から飛び降りるシーンでしょうか。こんなものをスタンド無しでやってしまうなんてトム・クルーズも正気の沙汰ではないですし、goサインを出す製作陣もどうかしてる笑 まあトム・クルーズは『トップガン マーヴェリック』で限界突破していますので今更驚きはしませんが、それでもこのシーンは無謀極まりない。聞いた話によると、今作を制作するにあたり、まずはこのシーンから撮影したそうな。もしこのシーンでトムに万が一のことがあれば、、ということらしくてなんだか恐ろしいなと思いましたが、幸いにも成功を収めています。ただ、我々はやはりCG等でそういう映像をたくさん見てきていますから、これがスタント無しCG無しという事実には驚かされるものの、映像自体じゃあ見たこともないとんでもないものか、というと残念ながらそうでもないかもしれません。従って製作陣としてはこのシーンがダントツの目玉でしょうが、個人的にはカーチェイスの方が見応えがありました。というよりあれ程尺の長いカーチェイスはあまりないのではと思えました。

 前後半にしているからか余裕があり、たっぷりと160分近く見せてきます。で、残念ながら前半なのでやや中途半端なところで終わります。記憶が曖昧にならないうちに続編を!と言いたいところですがpart2は来年の6月だそうです。。せめてインフィニティウォーくらいの破壊力があり、その繋ぎとして関連作があればなんとかなるのですが、、来年にまた見直しをしないといけなさそうですね。ということで、まずまずの面白さではありますが、前半ということで単体としてはやや中途半端な仕上がりとなっています。
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