『イーサン、素晴らしいスタントありがとさん！』
常に最高のイーサン・ハントを更新し続けるトム・クルーズ、今作でももちろん素晴らしいスタントを魅せつけてくれます。
体調の関係で劇場から少し足が遠のいてしまっていた時期があるのでシリーズの劇場鑑賞は4作目から。とはいえDVDで観た1作目のハラハラドキドキ感、シリーズ初劇場鑑賞の4作目の緩急のついた素晴らしい脚本には脱帽で、大好きなシリーズであります。
ただ、大好きなシリーズだからこそ申し上げたい。
トム・クルーズのスタント頼りの作品群になっていませんか？と。
スリルある脚本も重要ではありませんか？
今作は2部作での公開のため、Part1だけでは完結しないのは元から分かっていましたが、そもそもこのモヤモヤ感は5作目から感じており、(5作目と6作目も実質前後編ですが)どうにも肝心の脚本がしっくりこない。トムのスタントに負けない印象的な脚本を願うばかりです。
Part2でのあっと驚く巻き返しを期待します。
あとは新キャラクターの魅力の薄さ。
ネタバレになるので詳しくは書きませんが、失ったものに対して得られたものがあまりにも釣り合ってない。
さらには、新キャラクターが魅力が薄いのに、敵が人口知能ということでシリーズ常連のルーサーとベンジーの活躍の場もほぼなし。(ベンジーがすごい老けて見えてさらにショック)
しかも人口知能の呼び名、字幕訳が"それ"ってなんなんだい。
IMAXシアターで貰えたポスターが超クールだったのが救いでした。
なんだかすごく批判的なレビューになってしまいましたが、これからも期待し続けるシリーズには変わりありません。Part2を楽しみに待ちたいと思います。
