ざぱ

ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONEのざぱのネタバレレビュー・内容・結末

4.1

このレビューはネタバレを含みます

過去作のおさらいも特にせず鑑賞。

印象的な始まり方だった。
映画はどんなソナーにも探知されない無敵潜水艦セヴァストポリからスタート。セヴァストポリのソナーで敵艦を探知したため攻撃をするも魚雷が当たる寸前に敵艦がソナーから消える。乗組員が不審に思っていた矢先、自らが打った魚雷が向かってきて玉砕されてしまう。セヴァストポリの内部にあったAI「Entity」が人間に牙を向いた始まり方は不気味だった。

今作の主な敵はAI。
ネットを介してさまざまな情報が手に入るこの世の中、人の心を持たず、何もかも知っているAIが何をしでかすか分からないのが1番怖い。
情報漏洩の対策としてネットにある情報を全てタイプライターで紙に起こしていて極端だなと思った。

アクションはトムクルーズがいるので間違いなかった。手錠をしながら片手でカーチェイス、ヴェネチアの細い路地での格闘、オリエント急行の上での格闘、橋梁を爆破させられて落ちる車両からの脱出、極め付けは予告で一年弱見させられた崖からバイク。これはグレースに対して約束したから絶対にオリエント急行に辿り着かないといけない、という裏側があったため、ただの派手な見せ物アクションには見えなかった。
トムクルーズ自身も言っているが、「派手なだけではダメ、リアルでないと」という観客のニーズを見事に応えてくれている。
空港での爆弾解除もたぶん助かるんだろうなっていう感覚すら忘れさせてくれるほどの緊迫感があった。

これが二部作の一作目とは思えないほどのボリュームだったが、続きがあるのは非常に嬉しい。
今回のMVPはパリスかな。
ざぱ

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