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ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONEの666のレビュー・感想・評価

4.5
映画が面白かった云々よりも、トムクルーズの頑張りに4.5以下は付けれない…。
これほどメイキングとセットで鑑賞するべき映画は無いんじゃないかぐらいメイキングがあってこそ、この映画の凄さが分かる。
しかしメイキングも何も分からず観ていたら、あの列車上バトルも速さがあるのかもしれないけどよく映画で見るアクションで新鮮に思えないし、トムバイクジャンプもCGでよくあるジャンプに見えてしまう。
スリの女性を仲間にするのもデジャヴだし、AIが敵にしてはあの鍵デザインがインディージョーンズばりに古臭いのも気になる。
人気シリーズ物を更に面白くしていくのは本当に難しいのに、一定して「面白い!」のが続くのは本当に凄いと思うのだけどミッションインポッシブルの魅力って、
顔を被ったり、
ホフマンに文章喋らせて音声取ったり、
ギリギリ吊るされたり、
ビルを手袋で登ったり、
廊下をモニターにして進んだり、、、今まで想像してこなかったハイテクノロジースパイ要素が凄かった事だったから、段々トムのガチンコ劇場化していて、まぁそれはそれで良いのだけれど、カーチェイスに列車にジャンプって、なんか普通よね…ってなる。。
なんかちょっとでも斬新なスパイ技術が欲しかったな。
あとイルサを死なせる必要を感じない…。残酷過ぎる。こんな悲しさミッションインポッシブルに要らない。
刺されているのに片手で人間2人持ち上げるってそこはイヤイヤイヤってなるし、ホワイトウィドウのマスク制作の謎に、ハイ?ってなる。

「次作はトムがもっと危険なアクションに挑戦する!」って監督が嬉しそうに言ってたけど、なんか楽しみより心配がまさってしまうのが正直な気持ち。
ハリソンフォードに影響されてトムはまだまだ撮りたいみたいな事も言ってたけどもう本当にやめて欲しい…。
きっとトムクルーズレベルになると命ギリギリの事やってなきゃ生きている実感が無いというか、生きがいが無くなるとか、そういう域なんだろうな。
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