もはや映画というより、トム・クルーズがいかに無茶なチャレンジをするかを見届けるドキュメンタリーのような感になっていますが、これだけ無茶苦茶やってもこのシリーズが許されてるのは、それだけトム・クルーズという存在が大きいからでしょう。
本作の最大の見どころはやはり予告編にもあった山から谷底へバイクで飛び降りるシーンですが、本作このシーンを撮るために一年近いリハを重ね、シナリオもアクションを優先してそこから肉付けしていったというから何とも驚きです。
もはやストーリーのちぐはぐさが誤魔化せないレベルになっていますし、バイクのシーンはすごいんですが、それ以外のアクションはどこかで見たような感じになっているなど、残念な部分もあるのですが、ここまできたら最後まで見届けたいかなという気持ちもあります。
序盤のカーチェイスがワイルド・スピードと駄々被りしてしまってるのが何とも残念なんですが、これに関してはどっちかというとワイルド・スピードがミッション・インポッシブルのインスパイアみたいな部分はあるので、これに関しては完全に公開時期が悪かったなぁという印象です。