60歳を越えたトムクルーズが危険なスタントに挑んだ数々のアクションシーンんを楽しむための映画でした。そして文句なく楽しかったです。
観る前はCGでもできるのに実際に撮影する必要あるのか?という疑問もありましたが、見て納得です。やってる本人が命懸けで必死なので、不思議と映画の中の登場人物にも命懸けだという本物感というかオーラが漂ってます。というか、もはやイーサンとトムが同一人物に見えてきました。フィクションなのかドキュメンタリーなのか分からなくなる感じです。
物語の鍵というなるのはそのまんま鍵ですが、レトロなデザインでスパイものという感じが出てます。フィアット500といい、例の変装の仕方といい、懐かしい雰囲気がまた良い。
ローマやヴェニスを始めとした舞台も美しく、その中でカーチェイスなどの激しいアクションが繰り広げられるギャップに痺れます。
なんと本物を使ったという、列車が橋から落ちるシーンはバスターキートンの大列車追跡を思わせます。役者本人のスタントという点でも継承していますね。